それでも人生は劇的で刺激的で喜劇的だ

ツナです、サーモンも好きです。経営コンサルしてます。

積読のススメ

積読はダメなことなのか?

いい、めっちゃいい。なんなら激しく推奨する。

自分なりの図書館を持っているも同然だ。

 

お金がもったいない?

本10冊余計に買っても1万と少しだ。飲み会2回くらいすれば同額である。

男性がカッコつけて女性に奢る一晩の飲み代より遥かに安いかもしれない。

(そしてその飲み代は必ずしもリターンがあるわけではないのだ!!)

 

私だって積読まみれだ。ざっとこんな感じである。

1冊、何度も読む本に出合う

→その前に、3冊のちゃんと読んだ本がある

→その前に、10冊の途中で読まなくなった本がある

→その前に、20冊の積読がある

→その前に、40冊の本を本屋で立ち読みしたり、Amazonのレビューでチラ見した

 

私としては、20冊の積読があって、1冊の自分にとっての良書に出ある気がする。

確率にして5%。

なんだ、年末ジャンボやソシャゲのガチャより遥かに良心的ではないか。

 

タイミング

たまに「積読が多くてさ…」と嘆いている人がいるが、何も恥じることはない。

詳細は別記するが、本は読むタイミング、状況が存在する。

「今は読むタイミングではない」というだけで、いつか読みたくなる時がある。

途中で読むのを辞めた本なんて読み終えた本の何倍もある。

 

その時の問題(人間関係、仕事の進め方、転職、副業、人生の目的)によっても、

その時の状況(新しいことをしたい、悩んでいる)によっても、

刺さる本も、同じ本でも刺さる文章も異なる。

 

私も買って1年経った本を読み直すとスラスラ読めたこともあるし、

違う部分に興味を持ったこともあった。

逆に、過去に線を引いた文章を見て「何か違うな」と思ったこともあった。

 

好きな時に、読みたい時に読みたい本が手元にある。

それだけで積読の価値は非常に高い。

 

積読をどうするのか?

積読が良いとは言え、本棚には限界がある。

また、積読の本だらけだと、何となく圧迫感がある、まるで本が「早く読め怠け者」と訴えかけるようだ。

 

新しい本を買おうにも「あれを読んでからだな」と手を引っ込めてしまうかもしれない。

 

そういう時は思い切って積読を処分しよう。

・絶対に読みたいもの

・機会があれば読みたいもの

後者は捨てて良い。

 

「いつか読みたい」は恐らく一生読まないだろう。

また、読みたい時はセンサーが立って、また探したり、巡り合ったりしている。

 

カラーバス効果というものがある。

「興味を持った途端、それが目に付き始める」と言うものだ。

 

新しい靴を買いたい時、人の靴に目が行くし、

妊娠したら、妊婦さんや子連れの親子に目が行く。

 

現代は膨大な情報が流れている。広告だけでも、人は1日に4,000~5,000見ているようだ。

人は、脳は、そんな大量の情報全てを処理するほど高性能ではないので、

「興味フィルター」にひっかかる情報だけが目に付くようになっているのだ。

 

本もしかり。

 

もし手放しても、また必要な時があれば探すし、巡り合うかもしれない。

「また会えた時に…」とおセンチなお別れをしよう。

 

私自身、買った本の1/3は読まずに捨てている。

そして、買い戻したことも何度もある。

 

「買ったら必ず読む」と言う固定観念は捨てよう。

本はそれほど心は狭くない。